本記事で伝えたいこと
救急外来の場所・連絡先を控え、緊急時にも慌てず行動してもらいたい。
人は咄嗟の行動が苦手。緊急時に備えておくことで、懸念が1つ減る。
子供に何かがあってからでは遅い。子供のためにも、できることをしよう。
あなたはこんな経験したことはありませんか?
- 子供の体調が急変した(高熱が出た、など)
- 子供がケガをした(「痛いー!(泣)」と騒ぐ、など)
これが日中ならいいのですが、夜間や土日だとかかりつけの小児科は閉まっていますよね。
となると、選択肢は「翌日まで待つ」「救急外来」いずれかになります。
しかし、子供の辛そうな様子を見ていると、
と感じざるを得ません。
そんな場面に直面したとしても、行先・連絡先が分かっていれば不安は軽減されます。
本記事では、私の実体験をもとに「準備の大切さ」を伝えたいと思います。
※私の子供は大事には至っていませんので、ご心配なく…(笑)
【体験談】子供が「痛い!痛い!」と騒いで泣き止まない…
走り出す息子を制止するため、腕を掴んだ
ある日の保育園の帰り。家に着き、チャイルドシートのベルトを外すと突然走り出す息子。
車に乗ってるうちから「はしりたーい!」とつぶやいていたので、心の準備はしていましたが…(笑)
ただ、私は仕事帰りでスーツを着ていたので、
と思い、息子を制止するために腕を掴みました。(声を掛けても止まらないので…)
すると、腕を掴むときの力が強かったせいか、「いたい~💦」と泣き出してしまいました。
腕を押さえながら「痛い痛い」と泣き続ける
痛がっても、いつもはすぐに泣き止むのであまり心配はしていなかったのですが、このときは全く泣き止みませんでした。
掴まれた左腕の上腕を押さえながら、「痛い~痛い~💦」と泣き続け、どう声を掛けても機嫌は直りません。
このような経験は無かったため、時間が経つにつれ不安が増していきました。
30分経っても泣き止まない…
泣き始めてから30分が経過。それでも一向に泣き止まない息子。
さすがにこのままではマズいと思い、病院へ連れていくことに。
時刻は19時半ころです。
かかりつけの小児科は閉まっているため、救急外来の受診を試みました。
【体験談】病院に連れて行こうと試みるが…
どこに連絡すればいい?
息子を病院に連れて行こう、と思い立ったのはいいものの…
と、悩むことに。
腕を痛がっている息子を診てもらうのなら小児科だろう、と思い、まずは最寄りの大学病院へ電話を掛けました。
と伝えるも、
「小児科医が不在で診れないんですよ。●●病院になら小児科医がいるので、そちらに連絡してみてください」との返答。
そうなのか。知らなかった…
どこに向かえばいい?
(今回は結果的に、病院には連れて行かなかったのですが…)
普段行くことのない病院へのルート、自信ない…ですよね?
先ほど紹介された「●●病院」。名前は知っているものの、住所も行き方もわかりません。
実際に向かうとすれば、
- ホームページやナビで病院名を検索して
- 住所を確認して
- ナビに登録して
- ナビの指示の通り車を運転する
- 車を停めて、受付を済ませる…
といった流れになろうかと思います。
しかし、住み慣れた町とはいえ、ほぼほぼ通ったことのない道、初めてのため勝手の分からない病院。不安でしかありません。
実際に向かっていた場合、「急がなきゃ」という焦りや「息子は大丈夫だろうか」という不安を抱きながらの運転のため、もしかしたら事故を起こしていたかもしれません。
最終的には「問題ない」と判断し、寝かしつけ
いろいろと考えましたが、息子の腕を見ても腫れている様子が無いため、「大ケガはしていないだろう」と判断し、車を走らせてそのまま寝かしつけることにしました。
息子はお医者さんに行きたがっていたので、「まだつかないの~?」とつぶやいていました。
そのため眠りにつくまで少々時間がかかりました。だいたい1時間くらいでしょうか。
9時頃には何とか寝かしつけに成功。
ひと眠りして、症状が改善することを祈ります。
【体験談】翌日、小児科へ連れていく
朝になっても腕を痛がる息子
良くなったらいいな、と思っていましたがそうはいかず…
朝起きてからも「腕、いたい~💦」と症状を訴えていました。
ということで、午前半休を取得し息子をかかりつけの小児科へ連れていくことにしました。
朝一番で小児科へ
朝一番で小児科へ向かいます。
呼ばれるまで時間があるので、おもちゃコーナーで遊ぶ息子。
痛がっている左腕は使わず、右手だけで遊んでいました。
「本当に痛いんだな…」と思っていました。
先生に診てもらうと…
30分ほど経過し、ようやく息子の名前が呼ばれました。
息子と一緒に先生のもとへ。
症状を伝えると…
「腕が痛いようであれば、整形外科で診てもらったほうがいいですね。」
と、ひと言…(笑)
考えてみれば確かにそうなんですよね(笑)
子供を診てもらう⇒小児科
という先入観があったので、整形外科に行くという選択肢はありませんでした。
診察室をあとにして、会計まで待機。
先ほどと同様におもちゃコーナーで遊ぶ息子。その息子に変化が。
小児科を出るころには
左腕を問題なく使えていたので、小児科を出た際に「腕、痛くない?」と聞いてみると、
「なおったー」
と、衝撃発言(笑)
おそらく、本当に痛かったわけではなかった模様…
先生に診てもらったことで、精神的にスッキリしたのでしょうか。
何はともあれ、ケガなどではなくてよかったです
【まとめ】子供の緊急受診先を事前に確認しておこう!~備えあれば憂いなし~
検討①‗受診先(どこで診てもらう?)
私のように、「子供のケガ⇒小児科一択」と考えている方に伝えたい!
症状によって、受診先を検討する必要があります
- ケガをしたときはどこで診てもらえばいいのか?(ケガの程度や内容を踏まえて)
- 体調が悪いときはどこで診てもらえばいいのか?
それぞれを事前に把握しておきましょう!
せっかく先生のもとまでたどり着いたのに「他のところへ行ってください」と言われてしまっては、時間がもったいないですからね。
検討②‗交通手段(自分で向かう?タクシーを呼ぶ?)
目的の場所まで、どうやって行きますか?
車を所有していれば自分で向かうこともできますが、「子供を早く病院へ連れていきたい」と焦っている状態では、視野が狭くなったり判断力が低下したりしているかもしれません。
そんなときは「タクシーを利用する」など、第三者の力を借りるもの一つの手です。
優先すべきは「子供を病院へ連れていき、先生に診てもらうこと」です。
費用は掛かりますが、子供のことを考えれば決して高い出費ではないはずです。
検討③‗持ち物(何を持っていけばいい?)
せっかく目的地にたどり着いたとしても、保険証や現金を忘れてしまっては手続き等に時間を要してしまうかもしれません。
最低でも、
- 健康保険証
- 現金(5000円~10000円程度)
この2点は忘れないようにしましょう。
最近はクレジットカードに対応している病院も増えてきていますが、全てとは言い切れません。現金も持参したほうが無難です。
焦らず落ち着いて行動を。辛いのは子供。寄り添ってあげてください。
子供を急きょ病院に連れていく、というシチュエーションはかなり焦ります。
実際私も、かなり焦りましたし、「どうすればいいんだ…」と右往左往していました。
しかしながら、一番つらい思いをしているのは間違いなく子供本人です。
子供に寄り添い、できる限り不安を取り除いてあげましょう。
そのために、親である私たちができることは、「緊急時に備えること」です。
- 診療先を確認しておく
- 現地まで足を運んでみる
- 連絡先を電話帳に登録しておく
- 持ち物リストを作る。目に見えるところに貼り出す
何事もないのが一番ですが、何がいつ起こるのか、それは誰にも予測できません。
だからこそ、平時のうちに準備をしておくことが大切になります。
今回の私の事例では、結果的に大事には至りませんでしたが、一刻を争うような場面においては、少しの迷いが命取りです。
この記事が、緊急時に落ち着いて行動できるキッカケになってもらえたら嬉しいです。
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